どうかていBLOG-2

公開 : 2021/07/07

STMの乾式クラッチはどれくらい持つのか? 3,000km走行後の初回メンテナンス

STMの乾式クラッチ(ORIGINALモデル)を導入してから3,000kmほど走行。
マニュアルには2,000kmごとのメンテナンスが推奨されているので状態チェックの整備をしようかなと。

さてさて、果たしてどれくらい減ったり傷んでいるのか…
今回は、STM製の乾式クラッチがツーリング&ストリートユースでどれくらい持ちそうなのか?
その参考としていただればコレ幸いな記事となっております。

現在の状況としては、滑ったり、つながりにくくなったなど違和感は無し。

乾式クラッチの耐久性は、使い方によってかなり左右されるそうで、
3,000kmしか持たなかったという話もあれば、20,000kmも走れたという話もききます。

自分の使い方としてはツーリングメインで、サーキット走行は無し。
かなりの雨に降られたことも2-3日ありましたが、それ以外は晴れの日に走行。
まーいたって一般的な使い方なのかなと。

いちおう、動画も撮りましたので貼っておきます。

STMクラッチ初回メンテナンス
具体的には以下の3点をチェック

①クラッチ板の厚さ

マニュアル的には全体で35mm以上ないとダメとのこと。新品だと36.5mmあります。
1.5cmか…まあまあ余裕ありそうです。
クラッチ板には「フリクションプレート」と「スチールプレート」があり、削れるのはフリクションの方なイメージ。
新品の厚さはフリクションプレートは2.5mm。スチールは1.5mm。

②サビ

オープンタイプのクラッチカバーはカッコいいのですが、雨の日は水分が入ってしまうのがデメリット。サビが酷いとクラッチ張り付きの原因になってしまうとのこと。
結構な雨の日に走ったからなぁ…
これが一番の懸念点です。

③バスケットの打痕

クラッチ板の振動によって、バスケットの溝に打痕ができるので、それがどのくらいのものかチェック。
中古で見るバスケットにはかなり激しめの爪痕が残っているものも。
「これどれくらいでつくんだろ??」と気になっていました。

乾式クラッチのチェック整備開始

今回チェックするのはクラッチ板を外すところまで。センターナットを外さないのでとても簡単な整備です。
締め付けはトルクレンチを使いますが、開ける時は電動ドライバーがあると便利。
用意した道具はこんな感じ。

  • 各種六角
  • 電動ドライバー
  • マグネットペン
  • トルクレンチ
  • パーツクリーナー
  • エアダスター

まずはサクッとカバーを外します。
ベアリングにハマっているピンのサビが気になるぜ…熱でやられてまうのだろうか。

クラッチスプリングボルトを6本外します。
地味にストロークが長いので電動ドライバーがあると便利。

その後プレッシャープレートをロッドごと引っ張ればクラッチ板が見えます。
プレッシャープレートは表裏とも綺麗な感じ。
クローズタイプのカバーを使っている方でアルマイトが熱でボコボコになったものも見たことあります。
オープンカバーなら平気なのだろうか…

クラッチ板をマグネットペンで外していきます。スペースがかなり少ないので、多分このツールがないと無理かも。
取り外し整備はこれでおしまい。

クラッチ板の厚さチェック

まずはクラッチ板の厚さチェック。
個別と全体で測りました。

フリクションプレート:新品 2.5mm/現状 2.4mm
スチールプレート:新品 1.5mm/現状 1.5mm
全体:新品 36.5mm/現状 36.4mm

意外にもほとんど削れていませんでした。
9枚あるので、3,000kmで1枚0.1mm減るとすると、全体で0.9mmか。
これを1mmと計算して、限界とされる15mm減るには45,000km必要な事になる。
スチールプレートの減りを考えてない計算なんだけど、なんだか結構持ちそうな気がしてきました。

一応操作で注意していたのは停車と発進時のみ。

  • ・発進の時はなるべく半クラしない
  • ・停車時は極力ニュートラルにする

1速にいれたままクラッチを握るのはよくない、と聞いたことがあったので避けていました。
まーそんなに神経質にならなくても良さそうですね。
走行中はラフに操作してましたが、減り方には影響少ないのかも?
かなりバコバコギアチェンジしてたけどイケるものね(´∀`)

サビのチェック

懸念していたサビはほとんど無し。
スチールプレートが少しだけ茶色くなっているものもありましたが、焼けかもしれないし、というレベルでした。
そういえば雨の日があがったあと晴れた状態でしばらく乗っていたかも。
そういう感じなら今回のようにメンテしなくても平気かもしれません。

気になる点としては、クラッチコントロールピンとベアリングについた若干のサビでしょうか。
これが一番目立ったサビですね。

細かい点ではクラッチスプリングもサビに弱そう。
若干出てきている印象がありました。

バスケットの打痕チェック

段差ができているというより、ささくれ程度な印象。
こちらは3,000km程度ではほぼ問題なしですね。

クラッチ板の清掃

届く範囲でバスケットとドラムの間を清掃。
エアダストで吹いてから、パーツクリーナー染み込ませてウエスで拭き掃除しました。

クラッチ板の清掃はパーツクリーナーで吹き落としてウエスで乾拭き。
これ正しいやり方を調べたのですが、なかなか見つからず独断の清掃です…
問題ないはずですが、もっと良いやり方あれば是非ご教授くだされm(_ _)m

逆の手順で取り付けて整備終了

これで清掃も完了。
あとは逆の手順でもどしたら、スプリングボルトを締め付けます。
トルクは5N・mとかなり弱いので、デジタルトルクレンチが便利。
もしくは手締めでも問題ないレベルかもしれません。

これにて乾式クラッチのチェック整備は完了です。
丁寧に掃除しても時間にして20-30分くらい?
必要な道具は細々ありますが、かなり簡単でした。

結論、20,000kmは持ちそう

想像以上に減りや痛みが少なくてひと安心。
STMのORIGINALクラッチは1番安価なモデルですが、ツーリングユースなら充分でしょうね( ´∀`)
今回の減り具合からするに、20,000kmは普通に持ってしまいそうな印象です。
どれくらいまで使えるか検証する予定ですが、その前に他が壊れそうな気が…(´;ω;`)

STMからは、パニガーレV4やハイパーモタードにも乾式クラッチへの換装パーツが出ています。
クラッチのモデルにもよるかもですが、メンテナンスは難しくないし、想像以上に持ちそうなので、おすすめできそう。
操作感はかなり楽しいので是非。

え、費用の壁?
見えない見えない…(´ཀ`)

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2 件のコメント “STMの乾式クラッチはどれくらい持つのか? 3,000km走行後の初回メンテナンス”

  1. TOM より:

    こんにちは。
    乾式クラッチいいですね~。
    ボクのSFV4も乾式への換装に興味がないわけではないですが、やはり費用の壁は見えてしまいます( *´艸`)
    なので、とりあえず湿式のままSTMのスリッパークラッチを入れることにしました。

    とはいえ、思った以上に持ちそうですね。乾式クラッチ♪

    • パタロウ より:

      変換するケースカバーが高いですよねぇ( ´Д`)
      SFT4にスリッパーはたまらんです(゚∀゚)

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