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自分でやるチェーン交換-初心者がより確実に交換する方法

記事公開日: 2018/01/20 最終更新日: 2019/07/27

自分でやるチェーン交換-初心者がより確実に交換する方法

走行距離は14,000kmを超えてきて、チェーンの音が大きくなってきたように感じる。
定期的にルブを吹いているので、走行していてパワーロスとか、そこまでへたっている感じはない。加速が鈍っているという感じもなし。
ただ、交換推奨距離は、シールチェーンで良くメンテナンスされた状態で約15,000キロから長くても20,000キロ以内と言われています。(DID談)
走行距離的にはそろそろ交換してもいいかも。まあまあサビもあるし。

先日DIDチェーンはカットしたし、チェーンカッターも揃ってる。
よし、ついに、やるか。。。(というか交換したくてしょうがない)

しかし、ちょっとナメていました。
初めての交換作業でしたが、圧入で1回、カシメで1回失敗し、ジョイントを2個買うという大失態。。。
結局、合計3日間くらいかかるという大作業に。。。。

たしかに、初心者にとってチェーン交換はかなり難易度が高いです。
というのも、感覚と目視を頼りに作業を行う必要があり、装着不良によるチェーン切断は大事故につながるため、慎重かつ正確に調整を行わなければならないからです。

ともかく、いろいろと想定外のことが起こりましたが、装着はなんとか無事完了しました。

でもやってみて思ったのは、
初心者でも、正しい道具を使い、正しい手順を踏めば失敗はほぼ防げる!という事。
交換作業前にも事前調査を色々しましたが、実際やってみてわかる事は結構あったので、そういったことも含め、初心者でもより確実にチェーン交換ができるよう、なるべく詳しく紹介していきたいと思います。私のように大作業にならないで済むように(笑)

なのでこの記事は、読みながら作業をする事でチェーン交換が最後まで出来るように配慮して書きました。
実際に試して見たいという方は、ぜひスマホ片手に進めて見て欲しいですね。
私も、次回交換時にはコツを忘れているので、これ読みながらやると思います。(笑)

チェーン交換方法

必要工具

・メンテナンススタンド(なしでもいけるかも)
・チェーンカッター
・チェーンカッターのボルトを回すL型の六角(感覚がつかみやすい)
・ラチェットレンチ(あると楽)
・ウエス
・デジタルノギス(初心者には必須かと。。)

※チェーンの張り調整用の工具は除く

紹介するのはNANKAI H型 チェーンカッターを使用した内容ですので、それ以外のカッターの場合、感覚や目視の加減が異なってくると思われますので注意です。

また、なるべく感覚だけに頼らず、数値化できるところはしておきたいところ。精度的に確実なのは金属製ですが、1,000円ちょっとで買えるプラ製のデジタルノギスでも十分かと思います。

現在のチェーンをカットする

まずはメンテナンススタンドにバイクを立てます。サイドスタンドだけでもやれそうですが、チェーンがスムーズに回せないのでちょっと面倒かも。
カットする部分は他に比べて弱いジョイントの部分がやりやすいです。
このような先の尖ったボルトを使用します。
NAIKAIのチェーンカッターの場合、スプロケにはめたまま作業ができるので、固定できるので楽です。
ちょうどカシメの穴にスポッとハマる感じなので、ずれていない事を確認し、ボルトを締めていきます。

この作業自体はそこまで難しくないようで、結構力がいりますが、バリッと外れてくれます。
ただ、チェーンの角度が悪く、垂直にボルトが当たっていないと、ボルト先が折れてしまったりするみたいなので注意ですね。

外側のプレートを貫通したら、長いボルトに変更します。
この段階だと力はあまりいらず、スイスイ回るので、一気に抜けます。

取れたピンはこんな感じ。

チェーンを外す

そこそこ距離を走ったせいか、結構汚い。。。
この黒くなったルブって手につくと取れにくいし、結構飛び散るのでイヤです。。。

よく紹介されるのが、カット完了したら、そのまま古いチェーンとタイラップでつなぎ、新しいチェーンに交換していく方法ですが、この方法でやってしまうと、せっかくの新しいチェーンがスプロケについた黒いルブにまみれてしまいます。
ここまで汚れていたら、まずは古いチェーンを全部外して、スプロケを洗浄するのがオススメかと。

フロント側もなんか、チェーンのグリスらしき物体でドロドロに。。。。

パーツクリーナーで洗浄完了!やっぱ掃除は気持ちがいい。

この後、チェーンを入れていきますが、その前にチェーン調整で一番ゆるい状態にしておくと隙間に余裕が生まれて交換が簡単になります。

チェーンを後輪側の上から前輪側へ入れていきます。
この方法なら、手が巻き込まれる心配は少ないはずです。

チェーンをつなぐ(プレート圧入作業)

新品チェーンはグリスでドロドロだったので、スプロケにはめ込むだけでも留まってくれたりします。

そうしておいて、チェーンのジョイント部分の装着準備。

ここで大事なのは、グリスをしっかりとOリングとピンに塗ること。
グリスによってチェーンの摩擦はかなり変わってしまうらしく、スムーズに回りにくくなってしまいます。また、グリスなしのOリングは痛みも早く、寿命にも影響するとのこと。
多少飛ぶとしても、たっぷり塗っておくのがオススメ。

グリスをたっぷり塗ったら、チェーンの裏側から差し込みます。
その後プレートを圧入します。

圧入作業は非常に重要です。
ここで気をつけたいのは、はじめは浅めにやること。
深くきつめにやりすぎてしまうと、チェーンがスムーズに動かず固まってしまいます。
(私は一回目、この失敗を犯しました。。。)
この状態になると戻すのは不可能。。。やり直しとなります。
説明書曰く、「チェーンカッターの圧入プレートが、他のチェーンプレートに触れるくらいまで締め込む」とのことだったので、触れるか触れないかのところでやめてみました。

ここでノギス登場。圧入しているジョイントプレートと、その横の通常のプレートの2点を測り比べて、その差を把握する事が重要です。
目視だけでは圧入具合がわかりづらいため、やりすぎてしまう危険があります。

ジョイント部分は15.5mm。横のプレートは15.3mmでした。(※後日談:読者の方からご指摘いただいて、このノギスの値は少し狂っているっぽいです。本来は20mmくらいあるはず…)
あとほんの少しだけ圧入する必要がありそうです。
圧入の増し締めも、かなり繊細に行う必要があります。これも感覚によるところが大きいからです。
うっかりしていると増し締めしすぎて固着してしまいます。
一度失敗している事もあり、慎重にボルトを締めていき、感覚が硬くなってきたら、回す角度を15〜30度くらい回してみて様子を見ました。
説明するのが難しいですが「もう少しいけるかな?」と思う直前くらいで止めておいたほうが良さそうです。

1回目の増し締めでちょうどうまくいき、15.3mmで揃いました。

その後、念のためチェーンの動きをチェック。
何度か失敗した経験から、
他の部分より可動が少し軽いくらいが正常だと言えそうです。

ジョイントをカシメる

プレート圧入が終わったら、いよいよカシメです。
チェーンの失敗では、一番多いと言われている作業です。(自分的には圧入も同じくらい難しいけど。。)

ここでも大事なのは、ノギスで計測すること!
今回はピン先端の直径を測ります。これも目視では見誤る可能性もあるし、不安があるためです。
幸い、DIDチェーンはカシメ完了の目安となるピンの直径サイズを公開してくれています。
サイトはこちら
チェーンにより変わりますが、525ZMVXの場合、直径が5.7mm以上で完了とのこと。

カシメ前は5.2mm。だいたい0.5mmくらい広げるということですね。

カシメには先端が丸っこいボルトを使用しますが、ここで大事なのはグリスを塗ること。
ジョイントについてきたグリスでok。でも、これは自己流かも。。
ただ、失敗した時はグリスを塗っておらず、感覚的には平気だったのにクラックが入ってしまったので、、、
グリスしといて悪いことはないかと。。。

まずはボルトをカッターが固定されるくらい手で締込み、仮止めします。

チェーンカッターの説明書にも注意点は書いてありますが、それはあてになりません。
説明書には「固定されてからボルトを1回転以上しないでください。」とありますが、
実際は1回転以上回さないとカシメができませんでした。
ここは神経質にならなくてokかと思います。
違うチェーンサイズには当てはまるのかもしれませんね。

仮止め完了したらいよいよカシメていきますが、片方ずつやっていった方が、感覚が掴みやすく失敗しにくいと思われます。
カシメ作業は、ボルトを締める「感覚」と、ピン先端が開いていくのを確認する「目視」が重要です。
使う工具は感覚がわかりやすいように、ラチェットではなくL型の六角が良いと思います。
はじめのうちからまあまあ力が入ります。あまりスピーディーに締め込むと怖いのでゆっくり締め込んでいきます。
そして、カシメは一度では決まらず、何回かに分けてじっくり向き合う事も大事だと思います。
順にオススメのやり方を紹介します。

①【目視作業】ピン先端を見ながらボルトを締めていき、すこーし開いてきたらやめる

1度目のカシメでは失敗しています。はじめは感覚ばかりを頼りにしてうまくいきませんでしたが、2度目のカシメで目視を頼った方が確実な事を発見!
本当にすこーしですが、ピン先端が開きますので、そこで一度作業をやめて直径を計測します。

②【目視作業】ピンを直径を計測

計測したら5.5mmでした。正面から見ても「開いたと言えば開いたかな?」といった感じ。
まだ0.2mmほど足りないので、もう一度ボルトを手で回して仮止めします。

③【感覚と目視作業】締め込む角度に注意して最終仕上げ

仮止めしたら、ここからが勝負!ここが一番失敗しやすい作業だと思います。
今回は「感覚」「目視」で進めていきます。
厄介なのは、仮止めの状態から少し回したくらいでは、ボルト先端がピンにフィットするだけで、カシメは進行しないという事。
以下の二段階手法で進めていくと確実かと思います。

①まずは広がり始めるポイントまで「感覚」でボルトを締め込む
「実際にカシメが広がり始めるポイント」までは、目視ではわからないため、締め込みの感覚で掴みます。
一度に回す角度を60度〜90度ずつくらいにして締めていくと安全です。
締めていくと少し硬くなるポイントがありますので、そこがカシメが広がり始めるポイントです。
ここで一旦締め込みを止めて、一呼吸。

②広がり始めるポイントに到達したら、その後は「目視」で仕上げる
ここからは、30度〜45度くらいずつ締めていき、安全な基準まで広げます。
重要なのは、少しずつ締めていくこと。一度ではスパッと決めるのは難しくリスクが高いです。
この作業は感覚よりも「目視」に集中します。
(ここからは感覚はずっときついだけで、違いがよくわからなかったため。)
結構わかるくらいに広がってくるので、広がりを確認したら、カッターを外して計測です。

この作業はだいたい2〜3回繰り返すのではないかと思われます。
実際自分もそれくらいやり、計測すると5.7mm。
おそらくもっと広げることもできるのだと思いますが、クラックが怖いのでここで完了としました。

左が少しだけ締め込んだピン、右が最後までカシメたピンです。
ここまで広がると、正面から見てもその違いがわかりやすいはず。
横からみても、ピン先端が広がっていることが明らかにわかります。
もう一方も同様の手順で進めてカシメ完了です!オメデトウ!!♪( ´▽`)

チェーンの動きチェックと張りを調整して交換完了

カシメ完了後も念のためチェーンの動きを確認します。
きちんとノギスで計っていればまず大丈夫ですが、ここで動きが渋かった場合は、なにかトラブルがあると思われますので、やり直しの必要があるかもです。
その後、チェーンの張り調整をして交換作業は完了です。

最後の最後にチェーンのグルスを拭き取っておこう

新品チェーンはグリスでドロドロです。
外側のプレートだけは綺麗に吹いていたのですが、ローラー部分はなにもしていませんでした。
テスト走行で少し走って帰ってきたら、これ(笑)
タイヤにグリス飛びまくっちゃってます。。。
最後の最後に、チェーン外側のローラーを2周くらい、ウエスなどで拭き取っておいた方が良さそうですね。

交換後の違い-やっぱZVM-Xはいい!

ZVM-Xは、さすがにいい!
スーっと進む感じが気持ちいいです。チェーンノイズも軽減。
また、ある程度走るとグリスが馴染むのか、車体の押し引きが元々軽かったのですが、さらに軽くなりました。

グリスまみれだったため、今回ルブは塗っていないのですが、実は今後も塗る必要がないという噂も。。。
なんでもゴールドチェーンはメッキがあついので錆びにくく、グリスがきれない限りはルブはいらないらしい。。。本当か!?
この辺り、今後様子を見ていきたいですね。

※追記
3ヶ月ノーメンテで2,000km走ったので、状態をレポートします!
結局、メンテは大事。。。

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2 件のコメント “自分でやるチェーン交換-初心者がより確実に交換する方法”

  1. 風のささやき より:

    こんばんは。(^.^)
    ドライヴチェーンの交換作業の様子がなんとも、凄いです!楽しいライディングのためにメンテナンスは重要だと痛感します。これからもブログを楽しみにしています。(^.^)

    • パタロウ パタロウ より:

      こんばんわ!
      初めてのチェーン交換は、なかなか大変でした^^;
      次回からはもっとスムーズにできると思います!

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