パタロウのブログ

公開 : 2019/04/20 : 2022/07/29

はじめてのユーザー車検レポート(東京運輸支局編)-必要書類や当日の流れなど

ついにストファイも乗り始めて丸2年。早かったなぁ〜。
そしてやってきました車検です。
いやーめんどくさい!けどやらなきゃなぁ…

ディーラーやバイク量販店に頼む事も考えましたが、ユーザー車検って大分安いんです。知った時はもうビックリ…
DUCATIのディーラーに頼んじゃうと5-10万くらい。バイク量販店でも4-7万前後。でもユーザー車検なら通常2万かかりません。

また自分の場合、整備は日頃から行なっているしそんなに苦ではないので、こりゃユーザー車検やってみるしかないなと挑戦してみる事にしました。
自分にとってはバイクの車検自体はじめての体験。
実際やってみた感想はというと、ヘッドライトの検査だけは大変だったけど、他は想像以上に簡単でした。
車検の仕組みもわかって楽しかったです(´∀`)
チャレンジして正解でした!

今回はそんな私のユーザー車検レポートでございます。
せっかくなので、どうやったらユーザー車検を受けれるのか、必要な手続きや書類、当日の流れをあわせて紹介します。
最後には、かかった費用と時間についてもまとめてあります。

ユーザー車検の下準備

ユーザー車検には色々と下準備が必要です。色々と面倒ですが、難しいことはないので一つ一つやっていきましょう。

専用のホームページから予約をする

これ必須です。予約をしないと受けられません。
予約は以下の専用ホームページから行います。なんかHPの見た目がしょぼいので詐欺サイトっぽいのですが本物ですよ(笑)

自動車検査インターネット予約システム
ホームページはこちら

まずは新規アカウントを登録。IDが付与されたらログインして予約します。
予約は、当日を含む10日先まで予約できます。
また、当日の朝8時まではキャンセル可能なので、大雨に見舞われたり、天候が悪い場合でも安心ですね。

初めての場合は午前中の検査がおすすめ

ラウンド1234
受付時間8:45-10:1510:15-11:4512:45-14:1514:15-15:45
検査時間9:00-10:1510:30-12:0013:00-14:1514:30-16:00

自分は東京運輸支局だったので、午前と午後で、合計4ラウンドありました。
何処もそうだと思うのですが、午後からは混みそうなので、自信がない方は午前の朝一から受けるのがおすすめ。また、午前に受けておけば、落ちたとしても対策する時間が多く取れます。

書類を準備する

私が運輸支局に持って行ったのは以下の4点。

  • ①自動車検査証(車検証)
  • ②軽自動車納税証明書
  • ③自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
  • ④定期点検整備記録簿(任意)

①の車検証と③の自賠責はバイク購入時にまとめて保管してあるケースが多いと思いますが、面倒なのは②の軽自動車納税書。
管轄の役所で発行してもらう必要があります。

定期点検整備記録簿の書き方と提出について

車検の際には、12ヶ月点検してますよっていう証明に定期点検整備記録簿を提出しなければならないようです。この12ヶ月点検や24ヶ月点検は法定点検と呼ばれますが、これは私のような素人が行っても法的には問題ありません。バイク屋さんに頼むイメージが強いですが、自分で行ってもいいんですね。

この整備簿、書いた内容に対して審査があるわけでもないし、実際にチェックもされないので、正直、整備してなくても書けてしまいます。
ただ、整備チェックをしていない状態が長い場合は危ないこともあるので、一通りチェックしていただくことを強くお勧めします。

今回使用した二輪定期点検整備記録簿の用紙はこちら。

また、ユーザー車検の場合、定期点検整備記録簿は当日提出しなくても良いみたいです。これを「後整備」というみたいです。でも、これをすると車検通過後に面倒みたいなので用意しておいた方が良さそうです。

というのも後整備を選ぶと、まず車検証に「点検整備記録簿なし」と記載されます。
これのデメリットははっきりとはわかりませんが、売却時の査定に響くという噂も。
また、車検を通過後、幾日かすると整備状況確認の手紙が届くようで、これに返答しないといけません。
車検を終わってから、また新たな書類を書いて送るというのは、2度手間感があって面倒ですよね。(なのでそのままやらないという方もいるそうです…)

車体を整備する

ユーザー車検では、当たり前ですが自分で整備をしやければなりません。
整備すべき項目について詳しくはこちらの記事でまとめています。

ただ重要なのは、車検に通るように整備することですね。整備というかパーツ戻しというか、、、なるべくノーマルな状態にすることです。
ちなみに、自分の場合は「マフラー」と「ミラー」をノーマルに戻しました。
他にあぶないかな?と思ってたのは、「テルミニョーニのECU」「リアのフェンダーレス」でしたが、共に問題ありませんでした。
ストファイに限らず、テルミのECUはそのままでも車検OKな声はよく聞きますね。
あ、あとシングルシートカウルをつけていると、乗車定員1名でカウントされてしまいそうなので、これも注意。

その他、知っておくと心強いこと

検査に落ちても合計3回までは再検査が手続きなしで受けれる

安心できる要素として知っておきたいところ。車検は落ちたらまた後日ではなく、3回までは手続きなしで受けられます。

3回目でも落ちてしまうと再検査の手続きが必要。時間内なら当日の再検査も可能。

これ実際に私がやりましたが、1,300円でした。再検査は落ちた項目のみでOK。
再検査というと、なんだかまた一から予約してやらなきゃならないのではと、ビビってたのですが全然そんなことはなく、午前のラウンドで落ちても、そのまま午後のラウンドを受け直してもOKみたいです。

落ちやすい光軸検査は、運輸支局近くにある民間のテスター屋さんであらかじめ検査が出来る

知ってたんですが甘く見てました…
自分は落ちてから検査を受けたので手間がかかりましたが、事前にやっておけば、落ちる可能性をかなり抑えられるしお勧めです。
自分は富士自動車整備で光軸調整をしてもらい、費用は1,600円でした。
他の検査項目もチェックできるようですが、ほかの整備がしっかりできていれば、光軸だけで十分かとおもいます。

ユーザー車検当日の流れ

東京運輸支局での実施でした。実際の流れを紹介します。

運輸支局についたら、まず印紙を買い、自動車検査表の記入と自賠責保険を支払う

お住まい地域ごとの運輸支局に向かいます。予約した時間の始まりに行かなければならないのかと思ってましたが、予約した時間内であればいつでも大丈夫なようです。
自分は1ラウンド目の一番早い時間を予約していたので、AM8:30ごろ到着するようにしました。
ついたらまず印紙を買いにC棟に向かいます。自分は何やらわからなかったので、「初めてのユーザー車検なんですが、、、」と相談したら、丁寧に教えてくれました。

印紙を買ったら「自動車検査票」なるものを記入しなければなりません。
この時、実は調査不足でどう書いて良いかわからず。。。
聞いたら1,300円でその場で代行してくれるというので、お願いしちゃいました。
でも、後日調べたらかなり簡単だったようで自分で全然書けてしまうみたいですね。。。

また、隣の窓口で「自賠責保険」の更新ができるので、このタイミングで支払いを済ませます。

車検の受付をする

印紙を買ったらユーザー車検の受付をするのですが、
なぜか印紙を買うところと、受付するところは違うビルにあるので、C棟からA棟に移動します。

ユーザー車検の受付窓口は7番ですね。
先ほど記載した自動車検査票を提出します。

バイクを検査場に持って行って検査する

車検の受付が完了したら、いよいよ検査です。書類を持って、バイクを検査場に持っていきます。
今思い返すと、この書類を持ちながらバイクを移動させるのがかなり面倒だったので、タンクバックとかあれば便利だったかもしれません。

検査場の入り口は、車体によって分かれており、バイクは2番でした。
車がほとんどで、午前中の一番はじめにも関わらず、結構並んでましたが、バイクはガラガラ。
1番はじめじゃないかってくらい誰もいませんでした(笑)

あれ、思ったよりチェックされないぞ。。。

検査の内容は「機械で行う項目」と、検査員の方の目視など「人手を行った項目」にわかれますが、人手を使った項目はほぼチェックされませんでした。
人手を使って検査されたのは、ヘッドライト、ブレーキランプ、ウィンカーの目視のみ。
例えば、外寸が車検証とあっているかとか、ボルトの緩みとか、ブレーキパッドの厚みとかも見られるもんかと思ってましたがあっさりスルー。

これがめっちゃ意外でしたね。あたった検査員の方によるのかも。
定期点検整備記録簿をもってたからかしら?
やっぱり重要な項目は自分でしっかりチェックするに越した事はないですね。

ヘッドライト検査で3回落ちる。。。

機械で行う項目の中では、メーターのチェック、前後ブレーキ、ヘッドライトがあります。(検査場の中は撮影禁止でしたので、写真で説明できないのが残念)
最後がヘッドライトの検査なのですが、この項目で3回も落ちてしまいました。。。ツメが甘かった。。。。
なんか他の方のユーザー車検体験のブログをさらっと読むだけだと、「明るければ大丈夫っす!」みたいな感じだったので、とりあえず白っぽい明るめのバルブを購入して、検査前に交換しておいたんです。
落ちやすいとは聞いてたけど、新品にしたし余裕でしょ!って思ってたら、全然だめでした(笑)

苦戦した原因は光度がギリギリだったこともある

1回目に落ちた時、光軸がずれている具合を、検査の後に印刷して出してくれます。
これ見て、「あ、やっぱ軸ズレてるんだな」って光軸の方にばかり気を取られていましたが、問題は光度不足の方が主だったのかもしれません。
ヘッドライトの検査は、光軸という、きちんと光がまっすぐになっているかも重要ですが、光度といって、規定以上の明るさが出ているかというのも重要です。

1回目に落ちた後、テスター屋さんに行って調整したけど2回目も落ちた

1回目落ちた後に、テスター屋さんにいき、光軸を調整してもらったんですが、光度は合格ラインギリギリ。
テスター屋さんも「まーギリギリだけど大丈夫だろう」って感じでOKだしてくれたのですが、2回目も不合格(笑)
その時、多分バイクを止める位置の問題で、光軸がかなり左にズレてしまったので、光度も出なかったんだろうと私が判断し、その後、3回目は左右の止め方に注意して行ったのですがやはりダメ。。。。
3回目は光軸の左右は範囲内でしたが、光軸は少し下を向いており、光度も11,000cdと、足りませんでした。

「くそ〜テスター屋さん行ったのに!」と、悔しかったですが、そのテスター屋さんの検査の際に、光度が明らかに足りていなければ、「これはバルブ交換が必要だ」と忠告をいただけたことでしょう。中途半端にギリギリの光度がでてしまったから「このままいけるだろう」という判断になってしまったのではないかと思います。

合計3回落ちてしまうと、再検査の申請が必要です。
3回目落ちた時点では11時くらい。午前中は12時まで実施してるので、手続きを急げば間に合いそうでしたが、また落ちてしまっては意味がないと、やっぱりバルブを交換することにしました。

近くのバイク量販店に行って、ノーマルっぽいクリーム色のバルブを購入

まあまあ距離があったのですが、一番近くのバイク量販店に駆け込んで、店員さんに相談することにしました。
「今ユーザー車検中なのですがヘッドライト検査で落ちてしまって。。。」というと、「一番通りやすいのは、購入時に付いているクリーム色のごく普通のバルブですよ!」と教えてもらいました。
まじか!っていうか、よく考えて見たらそりゃそうだよね。。。
購入時に付いているクリーム色のが一番いいに決まってる。。。なぜ気づかなかった(笑)
これまでつけてたのは、バルブの表面が青い感じで光が白いタイプのものでした。
この手のバルブって、見た目は明るく見えますが、ヘッドライト検査などでしっかり光度を測ると実は弱くて通りづらいみたいですね。

結局、バルブの表面が透明で光がクリーム色のタイプを購入して、その場で交換を実施。ただ「これでダメならどうしよう。。。」って不安はかなりありました。。。

お昼休憩の後、再車検手続きをする

バルブを交換していたら、すっかりお昼休みの時間に。。。午後は13時からになります。
あー、油断をせずに前もって交換しておけば、午前中には余裕で終わっただろうになぁ。。。
どういったヘッドライトのバルブが通りやすいか、情報がすぐに見つからなかったのも痛かったですね。
なので、ヘッドライト検査には、新車の購入時についているような、クリーム色のバルブが一番通りやすい!と、このブログで声を大にして言っておきます(笑)

お昼は運輸支局近くのしながわ食堂で海鮮丼を食べました。(この情報いらんかな…w)

念のためテスター屋さんでチェック

おすすめのバルブに交換したものの、これで全然ダメならまた時間の無駄になってしまう!
これはまた費用がかかっても、テスター屋さんでチェックしとこうと、同じテスター屋さんに駆け込む。

すると、車体で覚えてくれていたのか、
新たに費用を払うこともなく、スッと検査機の前に誘導してくれました。
「どう??ダメだった?」「バルブ新しいのにしてきました!(笑)」みたいな会話をしながら、再チェック。
すると、光度は余裕でクリア(笑)
ヘッドライトの検査の機械は、光度が足りないと赤色に、問題なければ緑色に画面が光ってわかるようになっています。
前回が不合格と合格をチラチラ行ききするようギリギリでしたが、今回は多少左右にライトがぶれようが、合格の緑色が常に評されているような状態でした。全然反応がちがう(笑)

4回目のヘッドライト検査で無事合格!

午後の検査の受付は12時45分から。
またもC棟に行って印紙1,300円分を購入し、A棟に行って再検査の受付を済ませる必要があります。
午後は午前より全然混んでいて、開始時間ギリギリに行くと、すでに5〜6人並んでいました。

やっとこさ受付をすませて、検査場へ!
ここでも4台待ちぐらい。。。

テスター屋さんでの検査結果が余裕だったので、まず大丈夫だろうとは思っていましたが、やっぱり「落ちたらもう代案がないぞ…」という恐怖もあり、ドキドキしていました。
だけどそれも取り越し苦労で、ヘッドライトは1発合格。
ほんっとう〜に安心しました(笑)

最後に、車検検査をしたA棟の6番に向かい、新たな車検証と、ナンバーに貼るシールをもらって終了です。

検査をやって見た感想-検査員の方が優しくて再検査もスムーズに進むようになっていて助かった

初めてのユーザー車検場合、その旨を検査員の方に伝えた方が良いと、どこかの記事で読んだ記憶があったので、そうしてみました。
そのせいか検査中は、検査員の方が隣についてくれて、やるべき作業を詳しく解説してくれました。まわりの業者の方を見ていたら1人で作業してた方もいたので、やはり初心者だけについてくれるみたいですね(汗)
検査中は機械音声でのアナウンスもありましたが、やっぱり1人では無理だったかなぁ…
サポート頂いて本当に助かりました。

また、再検査などの手続きも、緩いというかスムーズだったのもよかったです。
例えば、自分は1ラウンド目の時間に検査の予約してましたが、ヘッドライトで落ちましたので、結局再検査の時間は2ラウンド目となる11時台でした。
しかし、その際に手続きは要求されず、そのまま受けることが出来ました。
落ちることなくそのまま受かっていれば、かなりスムーズな再検査と言えました。
もしかしたら本当は何か手続きをしなければいけなかったのかな。。。?
ただ、再検査の人にはかなり融通を効かせてくれている雰囲気があったことはたしかですし、ありがたかったです。

かかった費用と時間

朝一の8:45から午後一発目受けた後の13:15まで。約4時間30分くらいでした。
ただ午前は空いてましたし、一発で通ってれば10時前には終わっていた可能性大。
慣れれば1-2時間でいけちゃいそうです。

自動車重量税3,800円
手数料(検査登録印紙、審査証紙)1,700円
自動車検査表代行1,300円
自賠責保険(2年)11,520円
光軸調整1,600円
再検査1,300円
合計21,220円

再検査した事と、自動車検査表を代行した事であわせて2,600円かかりましたが、今後はカットできそうですね。

ユーザー車検、ドキドキでしたがやってみて良かった!

万が一通らなかったらどうしよう…と不安だったり、バルブ書い直したり大変でしたが、ヘッドライト以外はすんなり進んだので、思いの外楽だったかなと思っています。
なにより費用の節約になるのがかなり大きい!
自分的にはおすすめです^^

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2 件のコメント “はじめてのユーザー車検レポート(東京運輸支局編)-必要書類や当日の流れなど”

  1. 風のささやき より:

    こんにちは。いつも楽しく拝見しています。車検制度にはいろいろと意見があります。たいへん参考になります。

    • Avatar photo パタロウ より:

      こんばんわ^^
      車検って高いイメージありましたが、それ自体はほとんどお金かからないんだなぁと感覚の補正ができました。半分以上自賠責保険ですからね。

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