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OHLINS TTXのファーストインプレッション-サスペンションの座学についても

公開 : 2019/12/02

OHLINS TTXのファーストインプレッション-サスペンションの座学についても

固着トラブルやらなにやらありましたが、なんとか装着出来たOHLINS TTX。
よし、さっそく試乗だ!と、跨がったらカチカチ…((;゚Д゚)
しかしその後、300km程のツーリングに出てみると結構動くようになってました(*゚▽゚*)
ただ、このツーリングに出るまでは、「何かがおかしいのでは…」と不安だったので、サスペンションのこと、セッティングのこと、オーリンズのことを漁るように調べており、いろいろと勉強になりました。
そんなサスペンションの座学やらセッティングなどについて、TTXの感想とともに紹介していきたいと思います。

装着したてのTTXがカチカチだったのはどういうことだったのか?

結局「慣らし」の問題だったと言えそうです。
TTXは中古購入でしたが、もしかしたら状態が良くて新品時の動きの渋さが残っていたのかも?
順を追って振り返ってみます。

まずノーマルショックからTTXに変更するときに、可動部分を手で動かしてチェックしていました。
ロッカーアームとショック上部を正規トルクでつないだら、動きがめちゃくちゃ悪かったんです。
SFのリア周りは特殊で、リアショックだけでなく、ロッカーアームとリンクロッドがセットになって可動しています。ロッカーアームにつながれたリアショックが円弧の動きをするのですが、そこがかなりの力を入れないと動かないという硬さでした。
そこで、正規トルクより弱いのですが、ある程度の締め付けトルクで締めて一旦完了に。
整備についてくわしくは前回の記事で。

最初は、セッティングの問題かと、プリロードや減衰をチェックしましたが、そこまで強めには設定されていませんでした。
ともに最弱に設定して、再度跨ってみます。
しかし結果は変わらず…

実際に沈み込みを測ってみました(笑)

具体的には、バイクを地面に置いた状態からまたがってみます。
その際のリアの沈み込みが1.5cmくらい…自分全然軽くなくて70kgくらいあるんですけど( ゚д゚)
最弱設定でこの沈み込みって…

出典:OHLINS

オーリンズのセッティングページに、沈み込み(サグ)の参考数値が載ってました。
要約すると、バイクが地面に着いた状態で跨がったら2cm〜3cmくらい沈むのが良いことになります。
うーむ、、、ということはやっぱり沈み込み少なすぎ!

DU931のマニュアルもみてみましたが、サグの数値は載っておらず…
でも一つの参考になりそうです。
(本来は正しい方法で測れば判明しそうですが、ずぼらなためやってません(笑))

もしかして、スプリングレートが高いんじゃ??

TTX DU931はヤフオクで手に入れた中古品。
スーパーバイク用だし、サーキットユース目的で使用していたらスプリングレート変えてる可能性もあるんじゃない!?(;゚Д゚)
って、ふと気付きました(笑)
本格派な方なら、新品購入時にレートを変えるってありそうですよね。

OHLINS一部のモデルはスプリングにスプリングレートが書いてある

なにやらスプリングに型番みたいなのが書いてあるな…と思っていたので調べてみました。
自分のに書いてあったのは「21040-24/80」の文字。
この最後の80が80N/mmということみたいですね。ちなみに100N/mmの高いレートの型番は「21040-34/100」となっていたりしましたので、間違い無いかと。

ここでDU931のマニュアルを拝見。
パーツナンバー「21040-24」でレートが「80 N/mm」とあったのでドンピシャ。
カスタムされてないレートだとわかりました。
ただ、他のバイク用のスプリングには書いてない場合もあるみたいなので一部のモデルだけなのかもしれません。

もしかして、SBKとSF用でスプリングレートが違うんじゃ??

もしかしたらスーパーバイク用とストリートファイター用でスプリングレートが違うんじゃないか??とも考えました。
ちなみに今回手に入れたのはスーパーバイク用で型番はDU931。同じTTXでストリートファイター用のもラインナップされており、こちらはDU816
OHLINSはオーナーズマニュアルにショックのスペックが書いてあったので見比べてました。

DU931のスペック
Shock absorber length 294,5 mm
Stroke 60 mm
Spring part No. 21040-24
Spring rate 80 N/mm
Free spring length 160 ±3

オススメのセットアップ
Spring preload 21 mm
Rebound damping 14 clicks
Compr. damping 12 clicks

参考:https://www.ohlins.com/app/uploads/world/2011/11/MI_DU931_1_x.pdf

DU816のスペック
Shock absorber length 294,5 mm
Stroke 60 mm
Spring part –
Spring rate 80 N/mm
Free spring length 170 mm

オススメのセットアップ
Spring preload 26 mm
Rebound damping 14 clicks
Compr. damping 14 clicks

参考:https://www.ohlins.com/app/uploads/world/documents/2011/01/MI_DU816.pdf

憶測ですが、違うのはスプリングだけでは?という感じでした。
Free spring lengthって自由長ですね。これが160mmか170mmかという違いです。
意外なことにスプリングレートは一緒でしたね。

座学:一般的にはサスペンションの自由長が長いほどしなやかな動きをするらしい

なんだか諸説あるらしいのですが、一般的に言われているのでは、サスペンションの自由長が長いほどしなやかに動いてくれるとのこと。反対に、自由長が短いとピーキーな動きになるみたいですね。
普通に考えればSBKはサーキットユースが多いだろうし、SFはストリートユースといった感じでしょうか?
そのため、10mmほど長めでしなやかに動くようなパッケージにしたのかなーと。

ちなみに動きのよかったSDR1290のリアショックはこんな感じ

出典:RUBBER SIDE UP

普通に数えても巻き数多いですし、自由長も長そうです。
これはしなやかに動くのも納得か…

TTXに変なところはなさそう

かなり前置きが長くなってしまいましたが、
つまり、ショック自体がカスタムされているとか、そういった変わったところはなさそう。
さらに、自由長こそ10mm違いましたが、スーパーバイク用だからといって極端に硬めになっている事もないみたい。

じゃあなぜカチコチ?この時点で慣らしの問題では?と信じることに。
まーでもどうせカチコチなら、正規トルクで締めてもカチコチだろうから、安全とった方がいいや。と思って正規トルクで締め直しました。
その後ロングツーリングへ。ともかく試してみねば…

OHLINS TTXのファーストインプレッション

これきっと突き上げ強いんだろうな…
と思いつつ、住宅地走行。

うーん、動きが少ないと固いかなという感じも特になく問題なし…
低速ではよくわからず。その後環状道路へ。

うーん…

…なんか安定してる気がするぞ…

あの跨った時のカチコチ具合に比べると、かなりまろやかに走れている気がする。
なんというか、走っているけどシートがビシっと固定されている感じで、シートが動いている気がしないというか…
それが安定感をだしているように感じました。なんだかいい感じかもしれんぞ…

しかし不思議な感覚でした。固いのに、突き上げもなく安定している…と言うことはしなやかに動いてるって事?
も、もしかして、これか…
よく聞く「コシがある」というのは!?

ともかくノーマルショックと比べて安定感はかなり違うし、乗りご心地も悪くない。むしろ、同じような硬さでもゴツゴツ感がない感じ。
まーしばらく走ってみよう。

300kmのロングツーリング後、いろいろわかったこと

ということでやってきましたターンパイク箱根。
本格的にワインディングチェックができそうです。

やっぱり安定感が増したという印象が強い

ゴツゴツした路面や、綺麗な路面のカーブが続きます。
一番の印象はやっぱり安定感が増したことのような気がします。
グイグイ曲がるぜ!というよりは、あんまり無理しなくてもスーッと曲がってくれる感じ。危うさが少なくなったという風にも言えるかも。
まーあくまでツーリングペースでの話なんですが(^^;

また、リアタイヤの動きが感じやすくなった印象もあります。
不思議なことに曲がっていくと、曲がりやすい方向にリアタイヤがクッと動く感覚があり、すごくいい感じでした。

前後のバランスおかしくなったかも…

フロントフォークはオーナーズマニュアルにあるコンフォートの設定にしても硬く、ゴツゴツ感が強いのと、曲がらない印象があったので、さらに弱めの設定にしています。
そのせいか、ちょっと激しめの動きをすると、バランスを崩しがちな感覚もありました。
やっぱりリア硬めでフロント柔めになってるので、バランス悪いかもしれませんね(´-`).。oO
この辺りはこの後いろいろ試す必要がありそう。

疲労や痛みが軽減できたもが一番うれしかったポイント

この時点で200kmくらい走っていたのですが、これくらい走ったおかげか、動きはかなりしなやかになっていたのでしょう。
これまではこれくらい走ると股が痛くなっていた(笑)んですが、そういった痛みも軽くなっており、疲労感も少ないかなという印象でした。
「あーそろそろ休まなきゃ…」というポイントがかなり遅くなったと思います。
これが個人的には一番嬉しかったかも(T ^ T)
ノーマルよりも明らかに固いTTXのほうが疲れにくいというは、なんだか深いなと思いました。

また、300kmほど走って帰宅後に、跨った沈み込みをチェックしてみましたが、大きくなっていそうです。
これくらい動きが出てくれば、もっとプリロードをかけても自然そうだしいい感じですね^^
ともかく動きが出てくれてよかった…(T0T)

ということで、オーリンズのショックは、ある程度慣らしが必要だと言えるかもしれません。締め付けトルクは正規で締めないとあかんですね…
状態の良い中古でコレなので、新品で買った場合はもっと長く乗ってみる必要があるかも。
なので、購入したばかりで「ちょっと動き悪いな」とか「固いな」と思った場合でもしばらく走ってから判断したほうがいいかもしれませんね。

ともかくTTX換装には良い効果があったといえそうでよかったです(^_^;)
少しはSDR1290に近づいたかも!?

見た目のカスタムにはそこまでならないかも…

リアショックってフレームの中にある程度埋もれちゃうし、
色が特徴的でなかったりしないと変わった感は出づらいかも。。。
TTXはもちろん単体でかっこいいけど、色はノーマルと一緒の黄色だし、よーく見ないと違いがわからないのは少し残念。
まーでも近くでのぞいてニヤニヤはできそうです(笑)

ストファイの中でも好きな角度である真横。
ここまで離れちゃうと、わかる人だけわかるみたいな領域ですね。

サスペンションセッティングについては長くなってしまったので、次回詳しく紹介予定です。

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8 件のコメント “OHLINS TTXのファーストインプレッション-サスペンションの座学についても”

  1. まぐ より:

    OHLINSの金色が眩しいですな!
    左側の真横は映える角度ですよね~(´▽`)

    • パタロウ パタロウ より:

      さすが、わかってらっしゃる(笑)
      もっと馴染んできてからの動きが楽しみです(*´∀`*)

  2. たけ坊 より:

    こんばんは。
    セッティングはキリがないですね。
    レートというより用途の違いとかないですかね。
    サグ出しの方法も、私はスイングアームを浮かした
    時と、フル装備で乗車した時の差異を測定しています。
    モタードレーサーですと、約100mmになるようプリロード調整します。ロードバイクはわかりませんが。

    • パタロウ パタロウ より:

      本格的にレースをしていると、セッティングでだいぶ違いが出そうですね。
      自分は乗り心地とアンダー出なきゃいいなぁくらいですかね(^^;

  3. 風のささやき より:

    こんにちは。参考になります。
    マシン、カッコいいですね。\(^^)/

  4. ふくさん より:

    まだほとんど走ってないですが、最近ロッソ3に履き替えました。パタロウさんもロッソ3ですね。インプレ期待してます。

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