パタロウのブログ

公開 : 2021/05/27

【黒のDUCATI】タンク傷の塗装修理をタッチアップペンでDIYしてみた

バイクで出かけたある日。
帰宅後に、キーを外してポッケに入れる途中「カツッ」っと音が。
たしか時間がなくて、なんか焦ってたんですよね。

あ、、、なんか嫌な音したなぁ。。

振り返りたくないなぁ。。

確認すると、タンクに直径1mmくらいの傷が…
がっつり塗装が削れて、白い下地が見えてらっしゃる。

あぁ…ショック…
自分を呪うわ。(-_-)
なんで焦っちゃたんだろう…
予想以上にヘコみました。

傷の範囲は小さいにしても、黒のタンクに白の傷はけっこう目立つぞ…
うーん、どうしよ。

プロの塗装屋さんに聞いてみた

目立つ部分だし、やっぱりプロにお願いしたい。
まずは評判の良い塗装屋さんにまずは聞いてみることに。

まず、お見積りは概算で2.5万〜3万円とのこと。
やっぱそれくらいするのね…

実車預けでも大丈夫とのことだけど、ベストはタンクを外して郵送するのがいいらしい。
これ、慣れない作業の途中でまたタンク傷つけたらもう立ち直れなそう(笑)

また、しっかりと塗装を焼き付けるために、作業自体に2週間くらい必要で、
預けてから受け取りまでは結局1ヶ月くらいかかるとのこと。

うーん、、、値段はもうしょうがないとしても、1ヶ月間の預けか。。。
しかもタンクを自分で外すのか…
結構な労力と時間が必要ですよね。

幸い傷の大きさ自体は大したことないし、
目立つ部分とはいえ、自分でやってみることに。

まずは黒いDUCATIの塗料探しから

DUCATIはレッドならともかく、ブラックって無いんだよなぁ(T.T)
調べたら自分のは「Midnight Black」という色でした。
ストリートファイター以外にも同年代のスーパーバイク系もこの色とのこと。

この色、厄介なのが真っ黒ではなくて少し緑というか紺っぽい印象なこと。
また、ソリッドカラーではなく、ラメも入っています。

やはり検索しても簡単には見つからず、ようやく見つけたのは「TouchUpDirect」というブランド。ホームページはコチラ
どうやら日本にも届けられるみたいですが、
アメリカからの取り寄せで時間がかかるし、費用もタッチペンにしてはお高め。

く、、、こうなったら代用するしかないか…

結局トヨタ系の「ブラックグリーンM」カラーを選択

ホームセンターにあるカラーサンプルを穴があくほど見つめる(笑)
タンクの色を思い起こせ!

ラメも入っているし、光が当たった時の色味がなんか似てる気がする…
よ、よし、これに決めた!

有名なソフト99から出ているタッチアップペンを購入してみました。
筆で塗るタイプ。色は「ブラックグリーンM」。型番はT-22/6A5。
トヨタカラーとのことですが、どうもレクサスにも使われているようなので、発色的にも良さそうなイメージ…
ちなみにお値段は600円ほど。

塗装補修の方法と用意した道具について

どうも塗料を塗り重ねていってヤスリで削ってから、最後にコンパウンドで仕上げるのがいいみたい。
今回用意した道具はこんな感じ。

  • タッチアップペン
  • マスキングテープ
  • 紙ヤスリ(150番・1000番)
  • コンパウント(細目・極細目)
  • マイクロファイバークロス
  • ヘッドライト

タンク塗装の補修作業開始

脱脂とマスキング

まずは軽めに脱脂。
ブレーキクリーナーを少量だけふきかけてさっと拭きます。

次にマスキングで傷の周りを囲みます。
傷の深さよりも多めに盛らないといけないため、
縦、横、斜めで、1枚ずつ貼ってみました。

下準備はこれで完了。
あとはひたすら塗料を重ね塗りします。

塗料を重ね塗り

今回、範囲が狭いため、
傷口にタッチするくらいで十分な塗料が乗ってくれました。

1度目の塗装で3時間くらい置くとこんな感じ。
まだ凹みが見えていて、傷口以上に全然盛れていないですね。

ある程度乾燥させてから、重ねる必要があるので、
3〜8時間くらい置いて実施しました。
結局、なんやかんや3日間くらいかけて5度塗り(笑)
丁寧すぎたかも…

最後の塗装から、さらに24時間寝かせてから、
マスキングテープをとってみました。

5度塗りのおかげもあってか、
0.2〜0.3mmくらいは盛れたかな??
やはりちょっとやりすぎたようです…

出っ張ってるにしても、やはり色が黒になるだけでだいぶ印象は良くなりました^^
色味も違和感なくマッチしていそうでよかった…

紙やすりで削って表面をなだらかに

次に盛れた塗料を削っていきます。
もう一度マスキングテープを貼ってヤスリで周りを傷つけないよう処置。
実際のタンク表面との段差がわかりやすいよう、少し大きめに貼り付けました。

ヤスリの粗さは番号によって決まっており、番号が大きほど細かくなります。
どれくらいのものが最適かよくわからないので、
とりあえず手元にあった150番から試すことに。
合わせて1000番も用意しておきました。

紙ヤスリは、なにか固形で平らなものに固定すると作業しやすいとのこと。

ちょうど棚の仕切りみたいな板があったのでこれに貼り付けて準備OK。

あと重要なポイントとして、塗装修理作業はできるだけ明るい場所でやったほうが良さそうです。
暗いと表面が見えづらくて、正確な作業をするのはかなり難しそう。
自分は作業場が暗かったので、ヘッドライトを装着しながら実施しました。

削り作業開始。
おぉ、削れる削れる。塗料が想像以上に柔らかいな。
150番くらいの粗さでは、軽く擦るだけでもかなり削ることができました。

問題ないほうのタンク表面を傷つけないように、慎重に2分くらい作業。
かなり出っ張りはなくなりましたね。

次に1000番の紙ヤスリにバトンタッチ。
同じように慎重にこすっていきます。

問題ない表面との差はこんな感じ。紙やすりでこすって白っぽくなっているのが修復面です。
おぉ…かなりなめらかな感じだ。
やっぱり細かい紙ヤスリでの作業は必須ですね。
出っ張りが少なければ、いきなり1000番でも良さそう。

でも、まだ見た目の差が大きいですね。
本当に綺麗になるんやろうか…?
問題ない方の面もちょっと削ってもうたし…

指先で触ってみるとほぼ段差は無くなっている感じ。
多分あっても0.1mm前後とかそんな印象です。
ここまでやったらコンパウンドへバントタッチでもいいかなと。

最後にコンパウンドで仕上げ

かなり前に購入していたホルツのコンパウンドセット。
こちらも「粗目」「細目」「極細」と3種類ありましたが、
もう表面がまあまあツルツルなので、細目からチャレンジ。

もうマスキングテープはいらないでしょう。
マイクロファイバークロスに少しつけて擦ってみます。

フキフキフキ…

え? すごい、無くなった!!(笑)
かなりの感動(笑)

光を強く当てないと、わからないくらいに。
もうこれで十分なんじゃないか?
って感じでしたが、段差もまだ僅かにあるので、もうちょっと擦ってみます。
「極細」の奴もあるし、一応やっておくか。。。

「極細」でしばらく擦った後がコチラ。
うーんスゲー。
コンパウンド楽しい…(笑)

照明を当てなければ、何事も無かったくらいには戻りましたね。
写真レベルではほぼわかりません。
指先でこすれば僅かに段差があるし、強い光を当てればなんとなくわかりますが、
個人的には十分ですね^^

なんだか心の傷も軽くなったような(笑)
結果的に色味もいい感じでマッチしてくれたし、
今回の塗装修理は大成功ですね^^
もう、焦らないぞ。。。。

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