パタロウのブログ

公開 : 2018/08/24 : 2021/04/09

自分でやる油圧クラッチマスター交換!必要道具と交換のコツ

RCS16の仮組までやっと終わった!
あとは取り付けるのみ!!
ここまで長かった。。。。

クラッチマスターの交換なんて初めてな私。。
色々と下調べをして参りましたよ。。。

幸い、初めてでも、油圧のクラッチ交換は比較的難易度が低いかも!
エア抜きはレリーズ1箇所からだけだし、
ブレーキの方に比べれば、最悪失敗してもそこまで怖くないですね。(怖いか。。)

色々あって、合計3回くらいこの作業をやっているのですが、
やった時間がバラバラで、写真は昼と夜のが混じるのですが、お許しを。。。

たぶん油圧クラッチのDUCATIなら、どれも仕組みは似てると思うので、
ストファイ以外でも参考になれば幸いです。
※マスター周りで必要なパーツはこちらで詳しく紹介しています。

必要なもの

  • ブレーキフルード
  • 内径4mmのホースとペットボトル、ガムテープ(フルード処理用)
  • 注射器+ホース(なくてもok。あると便利)
  • タオルなどのウエス
  • 8mmレンチorスパナ(レリーズのブリーダー用)
  • 11mmレンチorスパナ(マスターのブリーダー用)
  • 12mmソケット(バンジョーボルト用)
  • 5mm六角(純正マスター取り付けボルト用)
  • プラスドライバー
  • ラジオペンチ(スイッチ抜く時用)

交換手順

レリーズからフルードを抜く

ともかくまずはフルード抜き。

色々なやり方がある様ですが、まずはタンクの蓋をあけて、フルードをウエスなどに染み込ませて容量を減らします。
その後、レリーズからフルードを抜くのが早そうです。

抜いたフルードを貯めるボトルを用意します。
専用のボトルも売っているのですが、買うの面倒だったのでペットボトルで代用。
ホースも、バイク屋でも売ってますが、ホームセンターの方が切り売りされてるし、安くていい感じ。
ホース内径は5mmでもいけそうですが、4mmを購入しました。

こんな感じで、ゴムホースを入れて、入り口をガムテでとめます。
ただこれ、結構倒れやすいので、専用ボトルがあるに越したことはないかも。。。

8mmのメガネを使用。
これ、ホースを先につけちゃって「あ、メガネ入れてなかった。。。」って何回かはなるはず(笑)

レリーズにあるブリーダーボルトを緩めたら、
あとはクラッチレバーをシュコシュコやって抜きます。
抜くのは意外と簡単でした。

純正マスターを取り外す

マスターは、取り付け金具のボルト2本、バンジョーボルト1本で留まっています。 また、クラッチスイッチも抜く必要があるので、ヘッドライトは外しておく必要があります。

まずは場所がめんどくさい配線から。
たどっていくと、ギボシで留まっているので、ペンチなどで抜きます。

次にバンジョーボルトを外します。
この時、残っているフルードが飛ばないよう注意です。
念のためウエスを用意しておくと良いかも。
今回、バンジョーボルトは、RCS16に付いていた新品を使うので、純正のはもう使用しません。

最後に、マスターを止めてる2本のボルトを外します。
はじめにここを外してしまうと、マスターをどこかに固定しながら作業しないといけないので最後がおすすめ。

取れました!

純正のマスターは、保管するのですが、
全てのフルードを抜くのはなかなか難しく、バンジョーボルトをつける穴とかから、多少出てきてしまったりします。
フルードが残っていて飛んでもやなので、分解して水洗いしました。

仮組みしたマスターを取り付ける

純正のハンドルバーには「+」の印がついているので、目安にしやすいです。

こんな感じで合わせます。
握ってみて、角度的に問題なければ、本じめしてもOKかも。

タンクの位置については、ハンドルに取り付けてから微調整が必要かもです。
上下左右、なるべく平行になる様に、ステーを微妙に曲げたりしながら調整しました。

スイッチの配線を取り付ける

ヘッドライト裏にある配線に、スイッチの配線を接続します。
スイッチは通電するか、しないか、のみの仕事なので、プラスマイナスはありません。
ギボシになっているので、しっかりと差し込みます。
この時、ギボシのメスが弱っている場合があり、
接続の感触がゆるければ、ペンチなどで程よく潰して、しっかり感を出しておくことをオススメいます。
(実際、私のは接触不良でやり直しました。。。)

接続がおわったら、コードをバンドで巻いておきます。
矢印のがスイッチのコードですが、防水収縮チューブを巻いたおかげで自然な仕上がりでイイ感じ^^
あとはヘッドライトを戻して取り付けは完了です。

フルードを通す

ここからはちょっと難易度高めです。
色々あって合計3回くらい作業してますが、いまだに効率的なフルードの通し方がわかりません。。。(笑)
なので、なんだかうまくいった、という方法で申し訳ないのですが紹介します。

また、意外とというか当然というか、慣れてないとフルードを飛ばしがちなので、
初めての方は特に、すぐに水で流せる様に、
水道からホース伸ばしとくとかペットボトルなどに用意しておいた方が良いかもしれません。

マスターを取り付け、タンクの位置が決まったら、フルードを目一杯入れます。
ウエスを巻いてフルードがタンクなどにつかないよう注意です!

ここで登場注射器!
バイク用のも売ってたりするんですが、自分は園芸品?なんかで使う様な奴を、ホームセンターで購入しました。その方が若干やすいです。

注射器はなくてもできる様なのですが、ないと結構時間がかかってしまう様なので使うのがおすすめ。
(※注射器ではなく、専用の圧力をかけるツールもあるので、それだともっとやりやすいと思います。)

色々調べてみると、レリーズ側から、フルードを押し込むやり方もある様ですが、 自分の場合は失敗して、フルードぶちまけました(笑)
ブリーダーボルトの形状など、パーツによってやりやすさとかがあるのかも。。。。

なので、自分はレリーズのブリーダーから「吸い取って」圧力をかけるやり方にしました。
ブリーダーボルトを緩めたら、注射器で吸い出す感じで圧力をかけます。

その後、クラッチレバーをシュコシュコ握ります。
…うーん、、ただこれだけでは、入ってはいく感があるものの、なかなか入りきらない。。。
多少、タンクからフルードは減るのですが、あまり吸い込まれてない感じ。

レリーズ側だけだとうまく行かなかったので、マスター側からもトライ。
マスター側は注射器でなく、普通にホースを取り付け、ブリーダーボルトを緩めてレバーをシュコシュコ。
これが良かったみたい!
少しずつ、レバーに重みが出て着て、感触が変わってきました。
レバーが意外に重くて逆にビビる。。。

ようやくフルードが通りました!

最後にエア抜き

ブレンボの場合、マスター側にもブリーダーボルトがついています。
そして、エアが噛むのは、このマスター側の方が圧倒的に多いとのこと。

また、順番としては、
まずはマスター側、その後にレリーズ側とのことです。

ということで、マスター側から、エア抜きます。
たしかに、ホースを通る泡は多い様な気がしました。

ブリーダーボルトを締めたまま、3〜4回レバーを握ったらそのまま握りを固定し、ボルトを緩めてすぐ締めます。
これを、気泡が出てこないまで続けます。なんだかんだ10回くらいやったかも。
いろいろ調べたんですが、なかなかいい動画がなく、うまく伝えられないのが歯がゆい。。。。

これでマスター側のエア抜きは完了。
ブリーダーボルトは締まったかな?くらいの軽い力で良いそうなので、力の入れすぎに注意です。
強く締めすぎると漏れの原因になってしまうとのこと。

同様のやり方でレリーズ側もエア抜き。
こちらは3〜4回くらいで終了。

ただ、自分のやり方は4輪レース時代に経験したもので、バイク用だと若干違うのかも?
この辺、詳しい方いたら教えてくだせぇ。。。。

最後にタンクにフルードを追加して完成!

なれずにフルードが細々飛んでそうだったので、 水で洗い流しておきました。

やるまでは腰が重い作業ですが、やってしまえば思いの外簡単です^^
交換のハードルが下がるとうれしいですね!

RCSマスターを使って見た感想はこちら!

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2 件のコメント “自分でやる油圧クラッチマスター交換!必要道具と交換のコツ”

  1. 風のささやき より:

    こんにちは。興味深く拝見しました。楽しいライディングができますね。
    作業の詳細は私には難しいです。(*_*)

    • Avatar photo パタロウ より:

      いつもありがとうございます^^
      意外と簡単ですよ!機会があればぜひ^^

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