パタロウのブログ

公開 : 2021/12/27 : 2021/12/29

これどーなん?クシタニ GPゼストウィンターグローブ(K-5589)レビュー

関東の冬は運が良ければバイクに乗ることができる。
寒いけど。
特にネイキッド系などハンドルむき出しバイクだとずっと風に晒されてるから、熱がどんどん奪われる。

しかし、一般的なウインターグローブは当たり前だけど分厚い。
内側にはボア起毛だったり、ポリエステルだったりが縫い付けられ、
そのせいで操作感度が悪くなってしまう。
感度の高いウインターグローブってないかなぁ、なんて思ってたら、
クシタニの「GPゼストウィンターグローブ」なんていう、
なんだかレーシーなウインターグローブがあるじゃあないですか!

なかなかに感動的だったこのグローブ。
グローブ自体の紹介から、サイズ感、使ってみた感想など、レビューしてみました。

クシタニ GPゼストウィンターグローブ(K-5589)の紹介

定価:¥18,700(税込)
カラー:ブラック・ブラック/レッド・ブラック/グレー
サイズ:S、M、L、LL、XL
素材:〈表〉ゴートスキン、牛革、手首/ナイロン89%,ポリウレタン11%、合成皮革 〈ライナー〉防風透湿フィルム(ハイポラ)〈中綿/甲部〉シンサレートTM 〈裏〉ポリエステル100%(マイクロフリース)

ウインターグローブって中綿もりもりだから、どのブランドも諦めているのか、
レーシーなモデルはほとんど展開されておらず、
外観はテキスタイル満載のもっこりしたツーリング用しかないのが常。

しかし、このGPゼストグローブは、パッと見、レーシンググローブのようなビジュアル。
く、、、やるな、クシタニ、、、こういうの待ってたよ!

しかも定価18,700円(税込)とは、お値段も高くないじゃないか。(え、だよね?)
きちんとしたメーカーのウインターグローブ相場は10,000〜20,000円ほどだし、
レーシンググローブに関してはもっと上に振り幅が広い。
なんかクシタニらしくないな。。。
おそらく、オールレザーではないことと、ナックル部分の固形プロテクターが小ぶりだからかも。
ここにはカーボンやら使っているモデルも多く、その分費用は高くなりがち。

しかもしかも、デザインとクオリティーがかなり良い感じ。
ともかく、佇まいがイイ。
手の甲のナックル部分の形状が美しく、
指もプロテクションはありつつも、大げさでなくスリムにまとまっている感じ。

カラー展開は3色で「ブラック」「ブラック/レッド」「ブラック/グレー」でどれも使いやすそうで良いし、素材は、ゴートスキンや牛革がほとんどの面積を占めており、質感もすごく良い。
個人的にはクオリティーだけならダイネーゼ以上ではないかという、そんな風情がある。

駄目押しは、スマホ操作対応の指先。
もうこれは買うという選択肢しかありまへん。
店舗に行って手にとってみたら即購入していた、そんなグローブです。

しかーし、俺は忘れていないぞクシタニよ。
なんか色々とぼかしていたが、エアーGPSグローブ(K-5334)はなかなかにがっかりしたモデルだったぞ。
指の長さに合わせてのLサイズだったが、
手のヒラ、甲の部分に「余り」が多い感触で、
そのせいでグリップとの手の間でズレる感覚がものすごかった。

特に前傾姿勢の強いバイクだと顕著で、少し動きが出るとなかなか怖い思いがあった。
あとで調べてみてわかったのですが、クシタニのグローブは少し指が短いという傾向があるみたい。
そのため、本来ならワンサイズ下のMサイズでちょっと指が詰まる感じがしても、
フィット感の強い方のサイズを選ぶべきだったのかもしれない。

GPゼストウィンターグローブのサイズ感

私の手のサイズは、手囲いが約20-20.5cm、手長が約19-19.5cmという感じ。
運が良いのか悪いのか、ブラックレッドはLサイズしかなく、つけた感じはジャスト。
違うカラーのLLを試したら明らかに大きい印象。
でも前回Lサイズで失敗しているぞ、これはワナではないのか?
と、誰に向けた疑惑なのかわからない妄想を繰り広げていたが、
結局、感覚を信じてそのままLサイズを購入してみた。

実際のところ使用感はどうなのよ??

11月後半から12月に至るまで、
ちょいとしたミドルツーリングで何回か使用してみました。
一瞬、またズレが出そうな気配があったものの、
剛性感も強く、操作性としては悪くない感じ。

寒さはどうかというと、これもなかなか粘ってくれる。
多分、5℃〜10℃くらいの気温の時にちょうど良い感じ。
例えば夜になって2、3℃付近になるとちょっとしんどいかなという。
それでも短めの距離ならいけるかもという希望感もある感じ。
一方、春や秋などで特に暑い日だと、中が蒸れそうな印象。

ちなみにスマホ感度は少し悪し。
でもここは許容範囲かなぁ。

持ってみると、良い意味で「カサカサ」っとした軽量感がいい味出してる。
革なのに軽いっていうのが、なんかいい。
お得意の手首の絞り加工は可動がスムーズで、スッと、はめやすいです。

ゴアテックスを使っていたら最強だったかもしれない説

出典:GORE-TEX

ま、0℃近い気温でバイク乗るなよ、と言わんとしたいことも受け止めないわけではないけれど、
だって乗りたいんだもん、バイク。冬は景色が綺麗なんですもん。(バイクも速いし)
で、このグローブ、内側の素材にポリエステルのマイクロフリースが100%使われているんだけど、
これがゴアテックスだったら完璧だったのではないかと思う。

個人的に、外観はほぼ完璧とも言えそうな所感だったし、
ゴアテックスであれば、もう少しだけ寒さにも強かったはず。
グローブブランドで有名なFIVE(ファイブ)がそんな感じで作った、
WFX SKIN GTX GORETEXというモデルがある。
その分、値段は上がると思うけれど、
フラッグシップなウインターグローブとして、3万円弱でもかなり魅力を放てるのではないかと。

ダイネーゼのレーシンググローブ「STEEL PRO」と比べてみた。

結論から言うと、
ダイネーゼの操作感度が10としたら、クシタニのは8くらい。
逆に、ダイネーゼの保温性が8だとしたら、クシタニは10くらい。

おい、比べるグローブのカテゴリーがおかしいぞ、というのはちょっと待ってくれ。
このSTEEL PRO、ダイネーゼの本格レーシンググローブであり、
トップにFULL METAL 6が鎮座しているが、その一つ下のグレードのもの。

そのせいなのか、なかなかぶ厚めなオールレザーで出来ており、寒さにも意外に強い。
冒頭のように、ウインターグローブの8割くらいの保温性能があると思う。
さらに、インナーグローブを追加すれば、「感度9・保温9」くらいの数値にはなりそうという、
なかなかのハイテクグローブなのです。

ダイネーゼのはレーシンググローブなので、感度はもちろん極上。
しかし、それとクシタニを比べても、
8割くらいの感度で収まっているのは、結構すごいんじゃないかと思う。

実はクシタニグローブのサイジングが変わってきているのかも?

ちょうど前モデルと比較してくれている方がいました。

ほー!やはり指のサイズ伸びてる??
これ個人的にはかなり嬉しい。
今後はクシタニグローブのサイズ感、変わってくるかもしれませんね。

日本バイクウェアを応援したい気持ちがクレーマー体質を呼び起こす…

※やばいもうワイズギアのしかないかも…

なんとなしにレビューするなら、この商品「買い」でオッケ、グッジョブ!
って感じですが、欲を言えば、もう少し性能面での感動が欲しかった。

という感じで、日本のバイクウェアブランドを応援したいが故に辛口になって、もはやクレーマー体質になってしまう私。

自分はダイネーゼが好きでよく使ってきたけど、それはデザインや性能の良さに感動したから、というのみ。
別にイタリア製だからとか、なんか高級そうなイメージあるからでは無いと思う。(ダイネーゼは高級ブランドに勘違いされがちだけど実はアルパインスターズとかRSタイチと変わらんのです)
これが日本ブランドだったら、尚のこと力を入れて買い漁ること必須。

最近気付いたけど、日本製品買ったほうが、日本の景気にもいいしね。
(なんか歳を重ねたせいなのか、どんどん日本贔屓になっている気がするからこれはこれで気をつけよう)
日本の縫製技術はすごいし、全然世界で戦えると思う。
今後もいいバイクウェアを作り続けてほしいぞッ!

しかしクシタニめ、、、
本格レーシンググローブも気になってきたな。。。

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